前回に引き続きオリジナルシアバター開発物語を書いていこうと思います。
まだ1を見ていない方はこちらをどうぞ⤵︎
ようやく決まったコンセプト、名前、成分。
Butter Milk
そもそもオリジナルの商品の流れとしては簡単に書くとこんな感じになってます。
まず化粧品製造業許可というものをもらっている所に制作してもらわないと僕らが勝手に作って売ってしまうと薬事法というものに引っかかってしまいます。
なのでどこの会社に作ってもらうか決める事からスタート。
きっとここでミスると終わります。
次に商品のコンセプトや成分、テクスチャー、ロット数などの大事な打ち合わせ時間をとります。
それと並行して容器をどれにするのか、自分でデザインを依頼する所を決めたい場合はラベルデザインの打ち合わせも行います。
それと同時に販売を始めた時にどう売っていくかプロモーション方法を考えておきます。
その間に試作が沢山届くので実際に自分達やお客様にも使いながら、もう少しこうしたい、ああしたいと修正を何度もしてもらいながら中身が決まれば後は完成を待つだけ
という流れですかね。
正直中身をこだわらなければオリジナル商品ってめっちゃ簡単に作れるんだなぁって思いました。
で、容器はオリジナルで製造してもらう事が本当はベストなのですが中身にお金を一番かけたかったため、既存の物で理想の物を探しまくりました。
イメージとしては高さが低め、30mlくらいの持ち運びやすい大きさ、蓋がアルミ、シルバーかゴールド。
でこれがなかなか30mlくらいの小さな容器ってないんですよね。
スクリューキャップやネジキャップ など蓋にも種類があって。 容器ってめっちゃ奥深いんだなって初めて知りました。
用途に合わせてこんな蓋がいいとか、中身がジャムなのかクリームなのかでも色々変わってくるし、、 容器を売る営業とかやると楽しそうだなって本気で思ったくらい。
で、決まった容器がこちら。
低め、蓋がアルミ、シルバー
完璧!!
まじで探しまくりました。
そして容器が決まったら次は大切な映えまくりなデザイン。
映えるバターミルクを目指してるので半端なデザインじゃあ満足しません。
そこで! 前からインスタで気になっていたアーティストの鹿島孝一郎さんに無理矢理依頼させて頂きました。
絵本作りで忙しい時に引き受けてくれた事に感謝。
可愛いカメレオンの世界観と、色の使い方のセンスに一目惚れ。
普通に欲しくて作品も買いました。
きっと良いデザインを描いてくれるに違いない! そう思いました。
僕がイメージしていたデザインはまず色味。
色は映えのピンク、だけど大人にも受けのいいピンク
後はミントグリーンの優しい色。こんな感じの。
(カルディで見つけた)
イラスト自体はバターミルクなので、おばあちゃんが美味しそうにミルクをこねてる感じが欲しかったんですね。
お花とかそういうのでも普通に可愛いと思ったけど雰囲気ある、おばあちゃんが何かを一生懸命作ってる姿ってめっちゃ美味しそうに見えるし効果ありそうに見えるでしょ!
と言うざっくりとしたイメージを伝えて、、
そしてデザインのラフ画が仕上がってきた段階で、、
おー!
まじでいい感じだ!!
と。
そのラフ画がこちら。
すでに世界観でてます。 ここにあの鹿島ワールドの優しい色合いがつくだけで絶対可愛いじゃん! そう確信しました。
Butter Milkの書体はあえてブロードウェイ風なインパクトあるものにしてもらいました。
このラフ画が仕上がってくるくらいで中身のテクスチャーも完成を迎えていました。
様々なお客様にこっそりと使わせてもらい香りの反応を伺ったり、質感をチェックしたり。
つけた瞬間に全員に あっいい香り〜って言ってもらえる仕上がり。
触ってもらって、使いやすそぉ〜ほしい!ってなるテクスチャー。
完成目前です。
容器、ラベルと決まってラストは仕上がりをご紹介します!!
お楽しみに!