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美容室においての"オリジナル商品化"の現状

オリジナル商品を作るにあたり自分がまず決めた事、それは妥協した物は作らないという事。

 

今色々な美容室がオリジナル商品を出しています。

 

一見オリジナル商品と聞くとめっちゃ凄い感がありますが実は全然凄くないのです。

 

この様な仕上がりで、この様な成分でと説明したり、見本の商品を送ればわずか3日ほどで

 

『これでどうですか?』

 

と試作が届くわけです。

 

後はその会社にお願いをすればお店のロゴをいれたパッケージを作ってくれて1ヵ月もあればオリジナルシャンプーなんて物は完成します。

 

要するにお金があれば作れるのです。

 

そして僕達にとっての初めてのオリジナル商品はバターミルクでした。

 

いくつかの会社に試作を作ってもらいましたが、まず作る前の段階からあまり細かい仕様やこだわりを確認せずにとりあえず試作送りますね!

 

という所がほとんどでした。

 

恐らくシャンプーならある程度ベースの成分があり後は微調整、シアバターも決まった成分があり後は香りをどうするか

 

こんな感じでパターン化して作ってるところがほとんどだと言う事に気がつきました。

 

でもこれって確かにパッケージをお洒落にして成分ちょっと変えればもうお客様から見たら他のお店の物とも全然違って見えるんですよね。

 

でも中身はどこもほとんど変わらないみたいな。

 

後はもう中身も完成してて、後はラベルだけ御社の名前にしてオリジナル商品として販売できますよ!なんてところもあります。

もうめちゃくちゃです。なんのためのオリジナルなのでしょう。

どこにでもあるような成分のシャンプーに自社ラベルを貼ってこだわって作ったかの様に販売する

これでは思いも伝わりません。

こんなOEMの現状にとても驚きました。

もちろん全てがこの様な会社ではないですが多いのは確か。

 

そこで日本漢方医薬研究所の片山さんに連絡を取った時にすぐにこの人だ!と思ったわけです。

理由としてはまず試作を作るまでのヒアリングの細かさや、こだわりを聞いてくれる姿勢、そして提案力。

 

作る方も依頼をする方も同じ熱力ではないと絶対にいいものは作れません。

 

これだけヘアケアが溢れるこの時代に、それなりの物を作るだけでは使い続けてもらう事が難しいと思っていたのでインパクトのある商品作りを心がけて

 

バターミルク

スリープオイル

ハンドサニタイザー

これらが完成しました。

 

バターミルクとスリープオイルに関してはイラストも、鹿島孝一郎さんにお願いしています。

 

シンプルにお洒落にロゴを入れるだけでもよかったのですが、やはりそういった商品は今の流行でもあるし溢れかえっています。

置いてあるだけで絵を飾っている様な

 

そんなコンセプトのパッケージデザインにこだわった理由は他にないからです。

現在オリジナルシャンプーの開発をしています。

トリートメントはなぜ同時開発しないのか?

 

これもまた次回にでも書いていこうかなと思います。

それでは!

Emu Claret

和崎

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